トレンド一本道

理想の睡眠時間の問いに、8時間台と回答した人がもっとも多かったということですが、睡眠改善インストラクターの話によると、この睡眠は8時間が理想説には全く根拠がないようです。

最適な睡眠時間には個人差があり、起床時に眠気やだるさがないかどうかがひとつのポイントとなる、ということでした。

ほかに、睡眠に関する都市伝説がいくつかあげられていました。

まず、午後10時から午前2時は、お肌のゴールデンタイムというもの。

実際のところ、成長ホルモンが出るのは眠りについて最初のノンレム睡眠のときで、時刻は関係ないのだといいます。

次に、ホットミルクを飲むと安眠できるというもの。

この説の根拠は、眠りのリズムを整えるホルモンのメラトニンを作るアミノ酸、トリプトファンが牛乳に含まれているから、ということらしいのだが、トリプトファンがセロトニンを経てメラトニンへと合成されるまでには時間がかかり、寝る直前に飲んだところで間に合うはずがないと言っています。

また、目を閉じているだけで実際の眠りの70％ほどの効果があるというもの。

たしかに、目を閉じることで、脳を少しは休めることができるものの、脳の疲れを回復させるほどの効果はないとのことです。